QRコード、愛知で生まれ四半世紀 今や「歴史的業績」

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三浦惇平
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 買い物のキャッシュレス決済などに使われる、四角い白黒のモザイク模様の「QRコード」が、技術革新の歴史的業績をたたえる「IEEEマイルストーン」に認定された。デンソーの開発部門(現デンソーウェーブ、愛知県阿久比町)が1994年に工場の生産管理用に開発。特許を無償開放して世界に広まり、幅広く使われていることが評価された。新型コロナウイルス感染防止策などにも威力を発揮している。

 デンソーなどが今月発表した。主宰する世界最大の技術者団体IEEE(本部・米国)が83年に創設した制度で、世界で209件、国内では「鉄道用自動改札」や「電卓」「日本語ワープロ」など35件(今年3月時点)に、業績をたたえた銘板が贈られた。

 バーコードは20字程度しか記録できないが、QRコード(QRは「クイック・レスポンス」〈素早い反応〉に由来)は、縦横2次元のため、扱える情報量が増え、数字なら最大約7千字を収納する。スマートフォンの普及で用途が広がっている。

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