キャンピングカーに乗る富裕層 1千万円でも「完売」

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千葉卓朗
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 キャンピングカーへの注目が一段と高まっています。「3密」を避けるアウトドアのレジャーだけでなく、車内に電源や通信設備を備え、テレワークができる仕事場としても活用が広がっているからです。「車中泊」する旅人を受け入れる施設も増えています。

 電線の試作・製造業者「三洲(さんしゅう)ワイヤーハーネス」(愛知県碧南(へきなん)市)は9月、トヨタ自動車のバン「ハイエース」を改造した「オフィスカー」を購入した。

 車内には長さ2・2メートル、幅46センチの大型テーブル、2人掛けソファ2台、27インチの薄型液晶テレビ、18リットルの冷蔵庫を完備。太陽光パネルや高性能バッテリーを搭載し、エンジンを切っても冷暖房が作動し、WiFiが常時つながる。天井の「ポップアップルーフ」を開くと日差しと風が入り、開放感が格段にアップする。

海外旅行からキャンピングカーに「シフト」

 同社の取引先は全国にあり、担当者は車で訪問後、これまでは本社に戻って業務をしていた。しかし、この車なら、車内がそのまま商談スペースになる。取引先と車内で電線を試作し、インターネットでつないだ本社スタッフと技術的な細部を詰める、といった商談の進め方が可能になった。

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 「オフィスカー」の価格は約…

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