「赤ひげ」もサスペンスに 船越英一郎のライフワーク

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宮田裕介
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 無知と貧困にあらがう医師らの活躍を描く時代劇「赤ひげ3」(BSプレミアム、金曜夜8時)の放送が始まった。主人公の医師「赤ひげ」を演じるのは船越英一郎。「サスペンスの帝王」が「ライフワークにしたい」とまで語る。

 物語の舞台は江戸時代、貧しい人々を無料で治療する「小石川養生所」。「赤ひげ」と呼ばれる所長の新出(にいで)去定(きょじょう)(船越)と保本(中村蒼)ら若手医師らが患者に向き合う姿を描く。本作からは医師の娘、つぐみ(優希美青(ゆうきみお))が新たに加わった。

 脚本は、作家・山本周五郎の原作を元にしたオリジナル。周五郎の膨大な著作からエッセンスを“移植”しているという。

 「赤ひげ」は、黒澤明監督が映画化(1965年、三船敏郎ら出演)するなど度々、映像化されてきた。「輝かしい先輩が連綿と受け継いできた、俳優にとっての『大名跡』だと思う」。一方で、「生還することが困難な大冒険に出るような」プレッシャーを感じたが、徐々に楽しむ余裕がでてきたと話す。「ライフワークにしたい。若い俳優に教え、教えられる関係性ができ、長く続けることが今の自分にとってこの上ないこと」

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 船越演じる赤ひげは、武骨さ…

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