藤井二冠の本当のルーティン 「初手お茶」の前、控室で

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杉本昌隆八段の棋道愛楽 

 仕事を効率よく進めるための規則的な習慣「ルーティン」はスポーツの世界でよく使われる言葉ですが、私たち棋士にもあります。

 技術のルーティンの代表は「研究会」。例えば近日中の対局を控えている棋士が、1対1の練習対局をしている光景はよく見ます。勝負勘を鍛え直し、研ぎ澄ました状態で当日を迎えるためです。

 「AI(将棋ソフト)で分析」も多くの棋士が採り入れています。自分が得意な形、相手が指してきそうな戦型を事前にAIにシミュレーションさせるのは、もはや基本中の基本です。

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 また対局後、自宅に戻って真…

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