認知症でもリレー大好き86歳、大会中止案じた高校生は
村井隼人
楽しみにしていたリレーマラソンが、新型コロナウイルスの影響で、今年は中止になった。参加するつもりでいた認知症のおばあさんは落ち込んだ。娘は「中止になった」と何度も説明する。そのたびにおばあさんは悲しい顔を見せる。そんなおばあさんに元気になってもらいたいと、高校生が協力し、代わりのイベントが24日に催される。
津市在住の宮木きみゑさん(86)は数年前に、「アルツハイマー型認知症」と診断された。足腰を使うことが好きで、認知症の啓発を目的としたリレーマラソン「RUN伴(ランとも)」に2016年から参加してきた。
このマラソンでは、認知症の人や医療従事者らの参加者が全国でたすきをつなぐ。コロナ禍で今年は中止が決定。それを聞いた宮木さんはひどく落ち込んだ。
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だが、しばらくすると中止の…
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