特別区と今の区は何が違う?都構想、庁舎やインフラは

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笹川翔平 増田勇介 久保田侑暉
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住民投票、前回はなぜ否決?

 Q:「#ニュース4U(#N4U)」取材班に質問が届いたんだ。5年前の住民投票はなぜ否決されたの?

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読者のみなさんから寄せられた身近な疑問を深掘り取材していきます。

 A:一概には答えられないが、朝日新聞社と朝日放送が投票を済ませた有権者に聞いた出口調査の結果が参考になる。反対票を投じた人が挙げた理由で最も多かったのは、「住民サービスの面」(36%)だった。大阪市を廃止して五つの特別区に再編する都構想が実現すれば、住民サービスが低下しかねないとの懸念が強かったようだ。

 Q:地域によって賛否に差があったのでは?

 A:賛成が反対より多かったのは市内24区のうち11区。北区、西区、淀川区など北部に集中していた。逆に反対が多かった13区は、平野区住吉区など、南部が中心だった。南部は比較的、最近転入した住民が少なく、大阪市への愛着が強い人が多いので、なくしたくないという判断になったのではとの見方もある。

 Q:ほかの理由は?

 A:5年前、主要政党で賛成していたのが当時の橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会だけだったことも一因だろう。自民、公明、共産などは反対し、連合大阪などがつくった政治団体を軸に運動を展開した。

記事の後半では「⑤コロナ禍に住民投票、だいじょうぶ?」「⑥特別区になると何が変わる?」についてお伝えします。

 Q:今回は?

ここから続き

 A:昨春の知事、市長ダブル…

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