サケの珍味くるくる、うまみぐんぐん 天敵も狙えない

奈良山雅俊
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 珍味「サケとば」の天日干し作業がたけなわだ。日本海に面した小平町の臼谷漁港では、サケの切り身がメリーゴーラウンドのようにくるくる回りながらうまみを増している。

 臼谷で刺し網のサケ漁を営む漁業者は5軒。漁は9月下旬で終わり、生ザケや塩ザケにする以外は、とばにして販売する。サケは尾を残して半分に切り、回転式干し機にかけて天日で干す。「ハエが付かず、なによりゴメ(カモメ)やカラスに狙われなくていい」という。

 今、臼谷ではタコも捕れており、週末には漁港に並ぶ漁業者の作業小屋「浜小屋」に各地から買い物客が訪れる。サケとばは100グラム100円ほど。天日干し作業は今月末まで続く。(奈良山雅俊)

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