「中東こそ読むべき」 はだしのゲンを翻訳、男性の憂い

有料記事戦後75年特集

文・写真 北川学
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はだしのゲン」のアラビア語訳を完成させた エジプト・カイロ大学特任教授 マーヒル・エルシリビーニーさん(61)

 すべてを終えた時は「やっと責任を果たした」と思った。原爆が投下された広島の惨状を描いた故中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」。その全10巻をアラビア語に翻訳した。

 中東でこそ読まれるべきだと信じて、足かけ7年にわたる作業を続けた。「核兵器の恐ろしさが、誰にでも分かるから」。

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 この間、米国はイランなどと…

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