沖縄でエビ大量死 国内初の伝染病、ヒト感染は報告なし

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岡田将平
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 沖縄県大宜味村のエビ養殖場で、エビ数万匹が8~9月にかけて大量死していたことが、県の立ち入り検査でわかった。検査の結果、甲殻類の伝染病である急性肝膵臓(すいぞう)壊死(えし)症(AHPND)の発生が認められた。県によると、AHPNDが国内で確認されるのは初めて。

 県が19日、会見して発表した。県によると、AHPNDは2009年に中国で最初に報告されている。死ぬ確率が高いことが特徴。人への感染事例は報告されていないという。

 県によると、大量死していたのはクルマエビに近い種類で、全国に広く出回っているバナメイエビ。大宜味村の業者は、8月にタイから稚エビ10万匹を輸入し、養殖を始めたばかりだった。8月中旬にエビが死に始めたが、育て方のミスだと思っていたという。

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