第4回土蔵再生、地域に自信と誇り ボランティアと描く未来
田中奏子 遠藤和希 里見稔 緑川夏生
去るか、残るか。昨年10月の台風19号による豪雨で千曲川の堤防が決壊し、大きな被害を受けた長野市長沼地区の住民たちに、重い問いが突きつけられています。コミュニティーの担い手が減りゆく被災地の現状を報告し、その将来像を考える連載の4回目。
決壊した千曲川の堤防のすぐ近く、長野市穂保にある1軒の土蔵が9月末、真っ白の漆喰(しっくい)を塗られてよみがえった。この土蔵、復興に生かせないか――。完成披露の会で、そんな話し合いがあった。
「馬を飼って、街を走り回る風景を名物にしては」
「リンゴの加工品を売る店に」
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修復に協力した地域支援団体…
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