保護者見られる比重高まる? コロナ禍の小学校受験は今

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川口敦子
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 小学校入試が受験シーズンを迎えている。筆記試験で実力を測るのが難しい年代だが、恒例の「親子面接」や集団の中での振る舞いを見る「行動観察」も、今年ならではの取り組みをしている学校が少なくない。コロナ禍での工夫について取材した。(川口敦子)

 「いいですか。お試験ではテーマを持って取り組むことが大事。必ず学校の先生は見てくれています。僕が私がではなく、みんなで協力して、ワクワクできる物を作りましょう」

 小学校受験の塾、スイング幼児教室(東京都港区)であった、集団の中での振る舞いを見る年長クラスの「行動観察」の授業。塾講師が呼びかけるなか、マスク姿の子どもたちがグループになり、ブロックを組み立てていた。

 「互いに作業に入る前に、まず、役割分担を決めるといい」。講師が助言すると、わきで見守る保護者らが、真剣な表情で一斉にノートに書き留める。ブロックを片付けると、号令がかかり、子どもたちは手早く手指の消毒に向かった。

入試定番「どんじゃんけんぽい」も中止

 コロナ禍は、高校入試や大学入試だけでなく、小学校入試にも影響を与えている。各学校が様々な対策を講じている。

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 たとえば、湘南白百合学園(…

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