始球式に立った女子高校生 カープを動かした一通の手紙

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藤田絢子
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 17日の広島―中日戦(マツダスタジアム)で、始球式のマウンドに、1人の女子高生が登場した。広島県立御調(みつぎ)高校の前生徒会長・角森(かくもり)巴海(ともみ)さん(3年)。投じた球はワンバウンドで捕手のもとへ。

 「とても緊張しました。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気をもっと多くの人に知ってほしい思いで、マツダスタジアムを目指しました」

 同校では、教頭だった長岡貴宣さん(57)が2016年に難病のALSと診断されたことをきっかけに、生徒会が募金活動など難病支援活動をしている。もっと病気に対する認知度を高めたい――。その一心から、角森さんは仲間を代表して、昨年末、地元のカープ球団の松田元(はじめ)オーナーに手紙を送った。

 「カープの試合がある日に…

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