「東京五輪に役立つ」 ボクシング世界戦、大阪で開催へ

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塩谷耕吾
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 世界ボクシング協会(WBA)世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(26)=ワタナベ=の3度目の防衛戦が11月3日、インテックス大阪である。新型コロナウイルスの感染拡大以降、国内初開催となる男子の世界戦は、政府の五輪政策、業界の「プロアマ問題」をクリアして実現する一戦だ。

 「オ、オリパラですか?」。9月8日、プロを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長はパソコンの画面を前に声が裏返った。

 防衛戦開催の記者会見を開いたこの日。実は挑戦者の同級10位タノンサック・シムシー(20)=タイ=の入国はまだ不透明だった。会見後のオンライン会議でスポーツ庁の担当者が話した。「この世界戦を東京オリンピックパラリンピックに関連づけて『公益性』を証明してほしい」

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 背景はこうだ。外国人の入国…

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