来秋延期の東京マラソン 五輪祝賀の「冠」に期待高まる

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荻原千明 長野佑介
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 来年3月に予定されていた東京マラソン新型コロナウイルスの影響で、来年10月17日に延期された。来夏の東京五輪パラリンピックの熱気が残る時期の開催となり、大会関係者は札幌市に移転した五輪マラソンに代わる五輪祝賀大会の冠がつく可能性もあると期待を寄せる。コロナ禍で冷え込む観光地からは2大会ぶりに市民ランナーが参加することに歓迎の声が上がる。(荻原千明、長野佑介)

 毎年2月か3月に開催されてきた東京マラソンは、来年で15回目を迎える。日本橋や銀座の目抜き通り、東京スカイツリーなどを望むコースが人気で、近年は一般ランナーの応募が約30万人、倍率は10倍以上に上る。ボストン、ロンドンなど世界の大都市マラソン6大会にも位置づけられている。比較的起伏の少ないコースで記録が出しやすいとされ、トップ選手も多く参加してきた。

 今年3月の大会は東京五輪の代表選考会を兼ね、注目が集まっていたが、新型コロナの影響で、トップ選手が参加するエリートの部のみで実施。一般ランナー約3万8千人の出走権は、次回2021年か22年大会に繰り越すことになった。大会関係者によると、3月だとコロナが収束していない可能性が高く、来秋への延期は2大会連続で一般ランナーが不参加になるのを避けるための判断だった。

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 来年の大会には新たな「冠」…

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