航空機のキャビン(客室)をイメージした高級カプセルホテル「ファーストキャビン」が新しいオーナーのもとで再出発した。4月の倒産後に事業を引き継いだのは、ホテル運営の経験がない不動産開発会社。新型コロナウイルスの影響で宿泊業の苦境が続くが、国内出張者らリピーター客を呼び込み、将来は不動産のノウハウをいかして新規出店もめざす考えだ。
9月上旬に再オープンしたファーストキャビン愛宕山(東京都港区)。一時休業中に、食事ができるラウンジには感染対策の間仕切りなどを設けたが、宿泊部屋の内装は以前から変えていない。
「利用者にはリピーターも多かった。これまでと変わらないコンセプトで運営していることを伝えたい」。子会社を通じてファーストキャビンを買収した新日本建物の池田友彦社長はそう話す。
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ファーストキャビンは200…
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