保守派の判事候補「信頼して」 民主、対抗手段ほぼなし

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ワシントン=香取啓介
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 米連邦最高裁の判事に、エイミー・バレット連邦高裁判事(48)を承認するかどうかを決める米上院公聴会で、13日から質疑が本格的に始まった。トランプ米大統領が指名した保守派のバレット氏を警戒する野党・民主党人工妊娠中絶などのテーマで追及したが、バレット氏は「法の支配にこだわって訴訟を判断する」とかわし続けた。与党・共和党は、11月の大統領選前の承認を目指す。(ワシントン=香取啓介)

 「私が訴訟をどう判断するか、上院でも、ホワイトハウスでも、誰に対しても事前に約束はしない」

 13日、裁判に臨む姿勢を問われたバレット氏はこう語り、特定の方向に傾くことはないと強調した。

 しかし、バレット氏は保守派の重鎮だったスカリア元最高裁判事の調査官を務め、法科大学院の教授としても保守的な立場を鮮明にしてきた。質疑では、人工妊娠中絶やオバマ政権が進めた医療保険改革(オバマケア)をめぐり、民主党議員が集中的にただした。

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