【アーカイブ】「赤い風船」浅田美代子 応援したくなった“歌唱力”

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進藤健一
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【2016年6月11日週末Be・b02】

 石油危機に見舞われ、『日本沈没』がベストセラーになった1973年。色々な不安を、「隣のミヨちゃん」が笑顔でいやしてくれたのかも知れません。

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 TBSの大人気ドラマ「時間ですよ」。浅田美代子さん(60)は、オーディションで候補者2万5千人の中から選ばれ、73年2月に始まった第3シリーズでデビューした。田舎から上京して銭湯「松の湯」のお手伝いになった「ミヨちゃん」が、物干し台でギターを弾きながら歌ったのが「赤い風船」だ。目をくりくりっとさせ、甘えん坊のように歌う姿で、たちまち人気者になった。

 劇中歌だけに、ドラマのプロデューサーだった久世光彦さんが、歌の制作にも大きく関わった。浅田さんがふり返る。

 「レコーディングなのに久世さんに『笑顔で歌え』と何度も怒鳴られて録音したのを覚えています」

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 作詞は安井かずみさん、作曲…

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