「青臭くても半沢直樹に」 地方議員が野党に求める理想

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聞き手・稲垣直人 聞き手・池田伸壹
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 1年以内に衆院選がある中、野党の苦戦が続いている。高支持率で発進した菅政権に対し、合流新党の立憲民主党をはじめ、支持率は低空飛行のままだ。どうすればいいのか。

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 私は千葉県議会で、自民党系にも立憲民主党のような野党系にも属さず、無所属の議員として政治活動を続けています。その立場で国政での野党を見ると、もどかしさを禁じ得ません。

 野党の支持率はなぜ低いのか。まず野球のチームにたとえれば、4番打者とエースが不在です。立憲の幹部は旧民主党政権の時とほぼ同じ。これでは、惨敗したチームのレギュラーやスタメンが一向に変わらないようなものです。たとえチーム名を変えても、試合には到底勝てない。人気が出ないのは当然です。

 一方の自民党は、河野太郎行革担当相、小泉進次郎環境相と、メディアもよく取り上げる若手がいます。次世代の4番打者、エース候補を野党も早急に育てるべきです。

 国民への訴えも響きません。そこで思い出すのは、高視聴率だったドラマ「半沢直樹」。半沢が銀行を悪用する大物政治家に迫るシーンは、現職議員の私にも響きました。「あなたの役割は国民への奉仕だ」と言う半沢に、大物政治家は「理想と現実は違う」とうそぶきます。

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 国民の多くが支持するのは…

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