コロナ禍 授業どう変わっていく? 東北大副学長に聞く

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聞き手・高橋昌宏
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 新型コロナウイルスの影響で、多くの大学が今年度から対面での授業を断念し、オンラインによる遠隔中心の授業を余儀なくされている。約1万7千人の学生が在籍する東北大も同様だ。教育・学生支援担当で副学長の滝沢博胤(ひろつぐ)理事に、コロナ禍での授業の課題などを聞いた。

 ――1日に始まった後期の授業から、従来のオンライン型に加え、オンラインとキャンパスでの対面を組み合わせた併用型が始まります。

 「感染症への理解が少し深まり、換気やマスクの着用、手指消毒の徹底などに気をつけていれば、授業での感染はさほど恐れる心配はないのではないか、というのが見えてきた」

 「1、2年生が中心の全学教育は、高校までの受動的な学びから大学の主体的な学びへの転換期に当たる。だから後期は対面を少し重視していきたい。オンラインを活用しつつ、そこで得た知識をもとに教室に集まってグループディスカッションをするなど複数の授業設計を考えている」

 ――新型コロナ感染対策は?

 「入退室の管理はきちんとやる。全学教育は学部、学科入り交じっての履修になるので、教室にすべて登録システムを配置する」

 「大勢が履修する授業でも、全受講者数の一定数は教室、他方はオンデマンドの配信で受け、次の授業で入れ替える方法もある」

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 「感染が怖くて行きたくない…

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