「どす黒い孤独」と菅人事 そして記者は補佐官になった

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聞き手・神田大介
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【朝日新聞ポッドキャスト】 菅首相の補佐官人事を読む

 共同通信社の前論説副委員長、柿崎明二氏(59)が10月1日付で首相補佐官になりました。権力を監視するはずの記者が、政権を守る立場に転じるのは異例です。やはり首相補佐官になった参院議員の阿達雅志氏、安倍政権から引き継いだ和泉洋人氏とあわせ、菅義偉首相の意図が色濃く反映された人事の影響を、秋山訓子編集委員が読み解きます。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は次の通りです。

・議員会館、廊下から見えるポスターのふしぎ

トランプ氏当選を言い当てた元商社マン

・最高権力者の「精神安定剤」とは

・政治ジャーナリズムの重い課題

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音声の主な内容をテキストでも確認していただけます(音声の内容をそのまま書き起こしたものではありません)

     ◇

Q:菅首相、支持率も高く順調な船出ですね。

A:新聞には毎日「首相動静」という小さな記事があって、情報の宝庫です。これを見ると、菅首相は官邸だけでなく、議員会館の部屋でもときどき執務をしています。

 会館は廊下の両側に、議員の事務所がずらりと並んでいます。ドアが開けられていて、廊下を通るだけで事務所内が少し見える部屋も多いんですね。先日、そこを歩いていたら、妙なことに気付きました。

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 ドアが開いている自民党議員…

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