福岡国際マラソンが「世界陸上遺産」に 日本で5例目

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 世界陸連は3日、陸上競技の発展に貢献した世界の人物や大会などを認定する世界陸上遺産に、福岡国際マラソン(朝日新聞社など主催)など新たに6件を選んだと発表した。2018年から始まった制度で、遺産に選ばれて「ヘリテージプラーク(遺産の記念盾)」を贈られるのは、日本の陸上界で5件目。

 福岡国際マラソンは1947年に第1回が開かれて以降、今年で74回目を迎える世界的にも古い歴史をもつ大会。60~70年代は高速コースと言われ、67年の世界初の2時間10分突破など2回の世界最高記録が誕生し、「マラソンの事実上の世界選手権」と呼ばれた。スムーズな運営も世界的に高い評価を受けている。

 世界陸連のセバスチャン・コー会長は「福岡国際マラソンはその歴史を通じ、国際的に高い評価を受けてきました。その功績をたたえて授与します」とコメントを寄せた。

 日本でいままで選ばれているのは、32年ロサンゼルス五輪三段跳びで金メダルの故南部忠平氏、箱根駅伝女子マラソン高橋尚子さんを育てた故小出義雄氏、陸上専門誌の陸上競技マガジン。

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