握手、抱擁…トランプ氏側近ら次々感染 マスクせず談笑

有料記事アメリカ大統領選2020

ワシントン=園田耕司 渡辺丘
[PR]

 トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したことで、過去の行動が改めて注目されている。ホワイトハウスのイベントに参加した人の感染が相次いで明らかになったり、側近が体調不良を訴えてからも選挙活動を続けたりしており、危機管理のまずさが表れている。

 9月26日、ホワイトハウスのローズガーデンは華やいだ雰囲気に包まれた。トランプ氏はエイミー・バレット連邦高裁判事を伴って壇上に現れ、最高裁判事に指名すると発表した。

 新型コロナ対策で批判を受け、大統領選に向けた世論調査でも劣勢のトランプ氏にとって、保守派のバレット氏の指名は、支持層に向けた大きなアピールと位置づけられていた。会見は屋外だったが、いすはびっしりと並べられ、ゲストとして招かれた約150人の大半はマスクを着けずに談笑。握手や抱擁を交わす場面も多かった。

 会場にいた人のうち、2日までにトランプ氏夫妻、コンウェイ元大統領上級顧問、共和党のリー上院議員とティリス上院議員、バレット氏の母校・ノートルダム大学の学長らの感染が確認された。ホワイトハウスでの行事が、感染拡大を引き起こした可能性が指摘されている。

マスク要請されるも拒否

 トランプ氏はこれまでもマスクの効果を軽視し、公の場ではほとんど着用していない。周囲も同じような行動を取ってきた。

ここから続き

 9月29日、トランプ氏はオ…

この記事は有料記事です。残り931文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

アメリカ大統領選2020

アメリカ大統領選2020

共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の2候補によって争われる11月3日のアメリカ大統領選。最新の発言や取材から、両候補の動きを追います。[もっと見る]