工場ワサビ、評判上々 樹脂メーカーが栽培システム開発

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西江拓矢
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 自動車部品やマージャンパイなどの樹脂製品を手がける和歌山県のメーカーが、ワサビの栽培に取り組んでいる。自社開発した水耕栽培システムを使い、希少価値のある地元発祥の品種に特化。根茎だけでなく葉の評判も上々だ。

 和歌山御坊市の「大洋化学」の敷地内に設けられたビニールハウスの中には、太陽光を遮断したコンテナのような部屋が二つ。ここがワサビを栽培する「植物工場」だ。

 2段と3段の棚で、約1千本のワサビを栽培しており、光合成に必要な光はLED照明でまかなう。エアコンなどで温度は20度以下、湿度50~60%に調節し、ワサビが植えられたトレーに栄養分を溶かし込んだ水を循環させる。農薬は使わない。

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 主に育てているのは、隣接す…

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