御嶽山噴火から6年、今も5人不明 観光客は半数に回復

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山岳専門記者・近藤幸夫
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 死者・行方不明者計63人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、標高3067メートル)の噴火災害から27日で6年を迎える。5人がいまだ行方不明で、活発な火山活動に阻まれ捜索は進んでいない。一方、登山道の安全対策は進んでおり、登山客の姿は戻りつつある。

 噴火の影響で、9合目から先の立ち入りができなかった長野県王滝村側の登山道の規制が8月1日、6年ぶりに解除された。王滝頂上に鋼鉄製のシェルターや避難施設が整ったからだ。同県木曽町側では2年前に御嶽山頂(剣ケ峰)の登山が解禁されており、王滝頂上と合わせ、御嶽山を訪れる人は噴火前の半数ほどに回復している。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、遺族らによる26日の慰霊祭が中止に。27日は地元自治体による追悼式が山麓(さんろく)で規模を縮小して実施される。

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■【解説】気になる登山者側の…

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