「嫌い」「性格悪い」は褒め言葉?中日・新人捕手の魅力

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山口史朗
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 「お前なんて嫌いだ」と言われて喜ぶ人は、そんなに多くないだろう。でも、中日の新人捕手、郡司裕也(ゆうや)は多分、「嫌い」と言われてニヤリと笑う。そんなキャッチャーだ。

 仙台育英高(宮城)の4番捕手として、2015年夏の甲子園準優勝。慶大でも4番捕手として4年秋には三冠王を獲得するなど、「打てる捕手」として期待されてドラフト4位で入団した。

 開幕を1軍で迎え、ここまで23試合で打率1割7分2厘。ルーキーとは言え、「打てる捕手」としては物足りないと思われるファンの方もいるだろう。

 ただ、高校時代から見てきた私の中では、郡司は「打てる捕手」というよりも、「勝てる捕手」というイメージが断然強い。もちろん、勝負強い打撃には光るものがある。ただそれ以上に相手打者が嫌がるリード、相手の狙いをことごとく外すリードをする、という印象だ。

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 事実、8月には先発マスクをかぶった試合で11~22日まで、負けなしの6勝に導いている。

 そこで、冒頭の「お前なんて嫌いだ」である。

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