接触者追跡に「お守り型端末」 シンガポール政府が配布

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シンガポール=西村宏治
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 新型コロナウイルス感染者と接触した人を追跡しやすくするため、シンガポール政府が他人とのすれ違いを記録する専用端末の配布を始めた。3月に同じ機能を持つスマートフォンのアプリを導入したが、利用者が伸び悩んでいるためだ。

 シンガポール政府が3月に導入した接触者追跡アプリは、これまで約240万回ダウンロードされたという。だが、スマホを持たない人がいたり、アプリを起動させない人がいたりして利用者は限定的だった。

 そこで外出時に持ち歩ける、日本の「お守り」のような形の端末を開発。高齢者向けのテスト配布を経て、9月14日から全住民向けに配り始めた。

 大きさは縦6センチ、横4センチほど。アプリと同じ機能で周辺に電波を出し、同じ端末や接触追跡アプリを入れたスマホとすれ違うと日時と相手を記録する。端末の所有者がコロナに感染した場合は、端末に残るデータを政府に提出してもらい接触者の追跡に役立てる。

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