ハンセン病の重監房、再現の軌跡たどる 資料館で写真展

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柳沼広幸
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 ハンセン病の負の歴史を伝える国の「重監房資料館」(群馬県草津町)で、写真展が開かれている。元患者の被害回復や差別解消のために闘い、同資料館の開設に貢献した谺(こだま)雄二さん(故人)らの生き生きとした表情や、重監房跡の発掘調査などを振り返る。

 写真展は「重監房跡を掘る☆撮る」と題し、写真家の黒崎彰さん(67)=東京都練馬区=が2007~13年に撮影した計36点を出品している。

 黒崎さんは01年から東京・東村山の国立ハンセン病療養所多磨全生園」に通い、隔離の資料などを収集していた山下道輔さん(故人)と親しくなった。山下さんの友人で草津町の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」にいた谺さんとも親交を深めていった。

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 谺さんは、ハンセン病違憲国…

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