全世帯に避難カード 被災地経験の区長発案 住之江
川本裕司
大阪市住之江区が今月、災害時の避難場所や連絡先などを書き込む「避難カード」を全約6万世帯に配布した。大阪湾に面する同区は一昨年9月の台風21号で被災した。台風シーズンに備え、阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災地で活動した経験を持つ末村祐子区長(54)が発案した。
今月6~10日に各戸配布されたカードはA3判のコート紙。折ると文庫本サイズの8ページの冊子になる。
区は今月号の広報紙に防災マップを折り込んだ。地震で津波の襲来が予想されるときに避難できるビルや、津波がない時は一時的に避難できる公共施設などが書かれており、これをカードに書き込んでもらう。
ここから続き
カードには区の南側を流れる…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら