コロナ禍の尾瀬はいま 近隣県から家族連れ

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張春穎
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 今季の尾瀬は、新型コロナウイルスの影響で異例ずくめとなった。せっけんの使用を解禁するなど山小屋は感染防止対策を徹底しているが、先の見えないコロナ禍に不安も続く。入山者が大幅に減ったとみられる一方で、近隣県から訪れた若い家族連れが目立った。

 「山小屋を開ける限り、安全と楽しさを提供したい」。群馬県片品村にある主要登山口・鳩待峠から歩いて約1時間の山ノ鼻にある至仏山荘。マスクと手袋を身につける星野良太支配人(37)は消毒と換気で忙しい日々を送ってきた。

 群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがり、標高1400メートルを超える尾瀬。今季は新型コロナの影響で尾瀬保護財団や環境省が入山自粛を求め、群馬県側はミズバショウの見頃が過ぎた5月下旬から、福島県側は7月から入山が出来るように。山小屋の営業開始は感染防止策の準備のために7月1日以降となった。

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 至仏山荘では受付時に検温…

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