持統天皇像に迫る特別展 万葉文化館

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清水謙司
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 飛鳥時代の女帝で、漫画家・里中満智子さんの代表作「天上の虹」の主人公となった持統天皇をテーマにした特別展が10月3日から、奈良県立万葉文化館明日香村)で始まる。里中さんの原稿のほか、関連資料を通じて、持統天皇の業績や人物像、生涯をさまざまな角度から学ぶことができる。11月29日まで。

 中大兄皇子(後の天智天皇)の娘に生まれた持統天皇は天武天皇の皇后になり、夫の死後即位した。夫の遺志を受け継ぎ、日本初の本格的な都とされる藤原京の造営を進めて遷都。退位後も大宝律令の制定にも関わった。

 今回の特別展の名前は「マンガで語る古代大和Ⅲ 持統天皇をめぐる物語」。「天上の虹」の原稿のほか、藤原宮跡や宮滝遺跡(吉野町)の土器などの考古関連資料を展示する予定。今年で編纂(へんさん)1300年の「日本書紀」も紹介する。日本書紀には持統天皇の業績が詳しく書かれており、吉野に何度も行ったことも記されている。持統天皇の有名な歌も収められた昔の貴重な百人一首なども見せる予定だ。

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