兵庫サッカー協会元幹部の差別発言、JFAが把握後静観

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 兵庫県サッカー協会の元事務局長の男性が在日コリアンの関係者に差別的な言動をし、県協会も処分を科さなかった問題で、日本サッカー協会(JFA、東京都文京区)が、一連の事態を把握し、静観していたことがわかった。JFAは18日、オンライン会見を開いた。須原清貴・専務理事が問題を認識していたと明かし、「適切に対応してもらえるようにコミュニケーションを取ってきた。積極的に動くというのは現時点で想定していない」と話した。

 会見や関係者などによると、6月下旬に神戸市内で開かれた県協会の臨時総会に、JFAの都道府県協会の担当者も「オブザーバー」として出席。当時事務局長だった男性が、酒席で在日コリアンらでつくる兵庫県朝鮮サッカー協会の幹部に対し、差別的な言葉を発したことを認め、「拉致国家、反日国家である朝鮮が嫌いであるという個人的なこと」などと発言した。

 JFAの担当者は、上司に総会の内容を報告したが、県協会が対応すべき事案だとして「現時点では静観」するよう命じられたという。朝日新聞がこの問題を報じた9月18日、事案の詳細を再確認したいと県協会幹部に連絡した。

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