ひた走る北海道沿岸380㌔ 日本離れした景色がそこに

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文・武田啓亮 写真・日吉健吾
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 牧草ロールに、牛に、時々キツネも。海岸線をひた走るドライブコースには色々な出会いがあって、つい寄り道もしたくなる。

 小樽市から稚内市まで、北海道の西海岸約380キロを縦断するオロロンライン。この地域に生息する、独特の鳴き声からその名がついたオロロン鳥(ウミガラス)が、道の名前の由来となった。日本海の眺めはもちろん、広大な牧草地帯や様々な動植物が息づく湿原など、内陸側も見どころ満載だ。

 中でも、高さ100メートル、計28基の風車が約3キロにわたって一直線に連なる「オトンルイ風力発電所」(幌延(ほろのべ)町)は必見だ。オトンルイは、アイヌ語で「浜にある道」という意味。名前の通り、オロロンラインを代表する撮影スポットの一つだ。周辺には牧草ロールが転がり、牛が草をはんでいる。雄大かつ牧歌的な、日本離れした景色だ。

 発電所は2003年に稼働を開始。年間発電量は約5千万キロワット時で、一般家庭が1年間で消費する電力の約1万2千世帯分に相当する。

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