岐阜県内の小中学校の修学旅行が新型コロナウイルスの影響を受けている。県教育委員会が8月に県立学校と市町村教委に、今年度は宿泊を伴う修学旅行をとりやめるよう通知。中止のほか、行き先変更や日程短縮などで実施を目指す学校や自治体もあり、判断が分かれている。(板倉吉延、高木文子、戸村登、松沢拓樹、松永佳伸、山下周平)

 中止するか日帰りで実施するか。多くの自治体が、判断を学校に委ねている。日帰りを選んだ各校は、宿泊旅行にも劣らない充実した内容になるよう工夫している。

 山県市立大桑小学校は、10月上旬に日帰りで中津川市の馬籠(まごめ)宿などを訪れることにした。松原茂校長は「子どもが楽しみにしている。何とか行かせてあげたい」と話す。地元特産の栗について学ぶ縁で、東濃の栗を使った菓子店にも立ち寄る予定だ。

 当初は、10月に京都・奈良へ…

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