【朝日新聞ポッドキャスト】 菅政権発足、顔ぶれの意味を読み解く
菅内閣の顔ぶれには、派閥への配慮がにじんで見えます。でも、いちばん目立ったのは、実は「党人派」? 因縁ある野田聖子元総務相を、幹事長代行に充てた意味とは? そして、早期の解散はある?
政治取材の経験が長い朝日新聞の秋山訓子編集委員が、菅義偉氏の人事の裏側を読み解きます。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は次の通りです。
・小学生のころ、菅氏と毎日朝ご飯を一緒に食べていた人が入閣
・野田聖子氏に与えられた幹事長代行、その仕事の中身とは
・手堅い顔ぶれは長期政権を狙っているから?
・たたき上げならではの執念とは
有料会員の方は
音声の主な内容をテキストでも確認していただけます(音声の内容をそのまま書き起こしたものではありません)
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Q:菅内閣をどう見ますか。
A:組閣は大変だっただろうと思いました。
Q:その理由は?
A:派閥への目配り、気配りを感じたからです。例えば、初めて入閣した二階派の平沢勝栄さん。当選8回のベテランで、知名度もある人です。なぜ今まで大臣になれなかったのか。
実は安倍晋三さんが小学生の時に、東大生だった平沢さんが家庭教師をしていて、安倍さんにとってはあまり振り返りたくない過去をよく知っている人で、だから大臣になれなかったと言われてきました。
でも二階派からしたら、入閣待望組の筆頭。だから今回、菅さんの選対本部の役員で、菅さんが総理総裁になったら大事にしてねというのが、派閥の意向としてありました。そういう人がちゃんと登用されています。
農水相の野上浩太郎さんは細…
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