老人ホーム入居者ら平和願い折り鶴  和歌山・橋本市

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高田純一
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 橋本市隅田町霜草の老人ホーム「天佳苑」に入居するお年寄りたちが鶴を折って、広島に送った。新型コロナウイルスの影響で、家族との面会も窓越しに制限される不安も抱えながら、平和を願い、戦争反対の思いを込めて折りあげたという。

 鶴を折ったのは、南須賀子さん(84)、窪田公子さん(85)、河辺照子さん(89)ら入居者や職員の10人。新聞で戦後75年を伝える記事が目にとまるようになった8月初め、南さんが「戦争のことを語り合いながら鶴を折りませんか」と仲間に呼びかけたのがきっかけだった。

 「この時期、私たちの世代は戦争を振り返る。高齢者が重症化しやすいコロナのこともあって家族に会えない。戦争のことを話しながら鶴を折り、寂しさもまぎらわせようと思った」と南さん。

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 南さんは父親が京都にあった…

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