秋田県湯沢市秋ノ宮にある菅義偉氏の生家では16日、衆議院での首相指名と同時に「祝 秋田県初 菅義偉総理大臣誕生おめでとう」の垂れ幕が掲げられ、21発の祝砲が鳴り響いた。夜になると生家はライトアップされ、午後7時に祝福の花火が打ち上げられた。
周辺には、菅氏の母校・秋ノ宮中学校の卒業生が作った祝いののぼりも設置された。デザインした菅博克さん(61)は「こういう機会に巡り合えることは二度とないだろう」と話した。
湯沢市役所ではパブリックビューイングがあり、首相指名選挙の中継を約160人の市民らが見守った。衆院で開票結果が発表され、選出が確実になるとファンファーレが鳴り響き、菅氏の似顔絵が描かれたTシャツを着た鈴木俊夫市長は「おらほの(私たちの)総理といって間違いない。地方にとって元気の出る政治を実行してもらいたい」と喜んだ。
パブリックビューイングに息子(7)と訪れた竹本清美さん(45)は、紳士靴を製造する会社で働いているが、新型コロナウイルスの影響で5月以降は月の半分が休業状態。「仕事がないと食べることも子どもを育てることもできない。経済を回して家計が潤う政策をしてほしい」と話した。
湯沢駅前の商店街では、菅氏…
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