まるで本物、即完売 町職員手作りの縄文土器が返礼品に

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滝沢隆史
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 長野県御代田町が、町内の宮平遺跡や川原田遺跡から出土した縄文土器の実物大のレプリカをふるさと納税の返礼品にしたところ、「即完売」の人気だ。レプリカは職員の手作りで制作には2カ月かかるが、すでに「予約したい」という問い合わせも相次いでいる。

 レプリカは、県宝であくびをした顔のようなユニークな顔面装飾付釣手(つりて)土器(高さ26・6センチ)と、国重要文化財でドーナツ状の突起が特徴の焼町(やけまち)土器(同21・5センチ)の2点。4日から返礼品に加えると、5万円以上の高額な寄付額にもかかわらず8日に「完売」した。ともに県外の人が申し込んだという。

 実物を展示する町の浅間縄文ミュージアムの男性職員が手作りした。群馬県内の博物館から特殊な粘土を取り寄せ、実測図をもとに忠実に再現。1カ月半ほど乾燥させ、野焼きにして仕上げた。ミュージアムの堤隆館長は「本物と見まがうほどの出来栄えだが、こんなに早く注文が入るとは驚いた」と話す。

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 堤館長によると、この数年は…

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