八代工業高生が流鏑馬の壁画制作

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村上伸一
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 ユネスコ国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている八代妙見祭の出し物の一つ、流鏑馬(やぶさめ)の壁画が県立八代工業高校インテリア科の生徒たちによって完成し、13日にお披露目された。新型コロナウイルスなどの影響で今年の妙見祭は中止になったが、生徒らは「中止で落胆した人々を絵で元気づけたい」と張り切っている。

 壁画は横幅12メートル、高さ3・3メートルで、12枚のサイディング・ボードに水性塗料で描かれている。流鏑馬保存会の角坂浩二会長(51)が昨年11月、道路に面した会社の作業場の壁に描いてほしいと同校に依頼。コロナ禍の休校を経て、今年6月に作業が始まった。

 インテリア科の梅田龍一・実習教師(43)によると、妙見祭の神幸行列の絵巻物などを参考にデザインし、3年生の女子4人、男子2人が計約70時間をかけて8月末にほぼ完成した。梅田さんは「祭りの関係者にも喜んでもらえるような作品ができあがって、よかった」と満足そうだった。

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