旧・立憲民主党と旧・国民民主党などが合流した新「立憲民主党」は15日、東京都内のホテルで結党大会を開いた。3年前に旧民進党が分裂して以来、政権交代を視野に入れた衆参150人の野党第1党が誕生した。「政権の選択肢」を掲げ、新たな菅政権に対抗する勢力を目指す。
大会には国会議員や次期衆院選の立候補予定者ら約350人が参加した。幹事長に福山哲郎・旧立憲幹事長、代表代行に平野博文・旧国民幹事長が就任。代表代行には蓮舫氏と江田憲司氏も就いた。
枝野幸男代表は「過度な自己責任社会から支えあいの社会に転換する」として時限付きの消費減税や所得税免除などの経済政策を実施する考えを示した。
一方、合流に参加しなかった玉木雄一郎・旧国民代表ら衆参15人も同日、新「国民民主党」の設立大会を開いた。(小泉浩樹)
「新党と言えない」落胆の声
「この8年近く大変厳しい道のりだった。多くの国民にとって政治の選択肢が見えない状態だった」
枝野氏は都内で開かれた結党大会のあいさつを、反省の弁から始めた。安倍政権下、野党がバラバラで、選挙のたびに自民が勝利する「1強多弱」を許したことをわびた。
続けて「衆議院では政権交代…
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