3色のおはぎといえば… 地域で異なる三つ目の味
才本淳子
「まだまだ勝手に関西遺産」
もうすぐお彼岸。「おはぎ」をお供えする人も多いのでは。3色おはぎといえば、あんこ、きなこ、もう1個は?
思い浮かべる三つ目の味は地域で違うらしい。
気象情報会社ウェザーニューズが2018年、「おはぎの3種類目は何を思い浮かべますか?」と調べていた。東日本は「黒ゴマ」(なかでも宮城県など東北南部はずんだ)、関西は「青のり」が多かった。
私の住む京都でも苔玉のような青のり味を見る。でもなぜ、「青のり派」が関西の主流なのか。
京都府亀岡市の「亀岡市行事食研究会」の皆さんが、青のり入りを含んだ3色おはぎのレシピを発信していた。日頃から聞き取りを通じて、地域の味や行事食を伝えている。手がかりになるのではと訪ねた。
記事後半では、さらに青のりおはぎを調べます。亀岡市行事食研究会の3食おはぎのレシピも紹介します。
代表の人見博子さん(73)…
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