「自助・共助・公助」に見解わかれる 富山の有権者
野田佑介
自民党の新総裁に14日、菅義偉官房長官が選ばれた。自民党富山県連の予備選挙では、石破茂氏2票に対し、菅氏は1票だった。県内の有権者は、今回の総裁選をどうみていたのか。約8年ぶりに誕生する「新首相」への注文や期待も聞いた。
不登校の子を持つ主婦の小沢妙子さん(42)=富山市=は、総裁選で教育問題がほとんど議論されなかったことを残念がる。「教育はこれからの国づくりにつながる。もっと(各候補の)考えを聞きたかった」。討論会で気になったのは、菅氏の言葉数の少なさ。「日本のリーダーになろうとしているのに、熱い思いが感じられなかった。私たちの声はちゃんと届くのか。簡単には信頼できない」
主婦の楠井悦子さん(63)=射水市=は、総裁選自体に興味がなかったという。「菅さんが出るとなったら雪崩を打ったように派閥が支持を表明し、見苦しく感じた」。各議員は信念に従って投票する人を決め、口外する必要もないと思った。一方、「(新総裁が)決まった以上は期待しないわけにはいかない。私たちの生活が良くなるようにお金を使ってほしい」。
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