自民総裁選 「派閥力学」など指摘する批判や冷めた声

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渡辺松雄 大野博 大村久 平塚学
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 菅義偉官房長官が選ばれた14日の自民党総裁選佐賀県内では党員からも党員でない人からも、さらには県連幹部からも、「派閥の力学」などを指摘する批判や冷めた声が相次いだ。

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 佐賀市の党員の女性(77)は、若いリーダーへの世代交代を期待していた。だが3人には、いずれもオーラを感じられなかったという。結局は「しがらみ」で菅氏に投票したとする。「安倍政権も色々問題があった。次の人に改革を期待していたが、結局は派閥の力学で決まった。いつまでこんなことを続けるのか。菅さんは各派閥の領袖(りょうしゅう)の言いなりになる。これでは永久に党の改革などできない」と嘆いた。別の党員の女性は石破茂氏に投票したが、「事前に決まった総裁選。何も話したくない」。

 一方、飲食店勤務の女性(40)は総裁に望むことを「ぐいぐいと国を引っ張っていく、信頼できる人」とし、菅氏について「縦割り行政の打破に期待したい」と話した。

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