復興政策、継続を期待 自民新総裁に菅氏

有料記事自民党総裁選2020

福地慶太郎 三浦英之 小手川太朗 荒海謙一
[PR]

 自民党総裁選で14日、菅義偉官房長官が新総裁に選ばれた。首相に選出される見通しとなり、震災と原発事故の復興政策が継続されるとの期待の一方、福島第一原発の処理済み汚染水を巡っては対話を望む声も上がった。総裁選に先立つ同党県連の党員投票は、3候補に1票ずつ振り分けられた。

 菅氏が首相になると、処理水問題はどう動くのか。政府の小委員会が有力視した海洋放出について、県民対象の世論調査で反対の声が半数を超え、県内の市町村議会も反対の意見書の可決などが相次ぐ。

 6月、県議会に処理水の放出反対を求める請願を出した「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会・三春」共同代表の大河原さきさん(68)は、安倍政権の「継承」を掲げる菅氏が、反対の声を聞かずに海洋放出を決めるのではないかと危惧する。「新政権は県民と対話をして、合意形成する場をつくってほしい」と求めた。

ここから続き

 福島第一原発から最も近い請…

この記事は有料記事です。残り864文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

自民党総裁選2020

自民党総裁選2020

安倍晋三首相の辞任表明を受けた自民党総裁選は、次の首相を選ぶことに事実上つながります。出馬を表明した3氏の動きを紹介します。[もっと見る]