石破氏、次の総裁選も視野に 課題の克服はできず

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松山尚幹
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 選挙戦最終日の13日夕、自民党石破茂元幹事長(63)は富山県高岡市にいた。党員らを前に講演し、「いつの時代も国を変え、歴史を変えるのは都の権力者ではない。国を変え、歴史を変えるのは、地方、一人一人の国民の皆さん。それが新しい歴史をつくる」と強調した。

 今回の総裁選は、党員・党友投票を省く「簡易型」となった。石破氏は当初、世論の高い支持率を背景に地方票で大きく上回り、その余波で国会議員の支持も拡大する戦略を描いていた。しかし、菅義偉官房長官を支持する二階俊博幹事長の判断で簡易型の選出方法が決まり、その目算は大きく崩れた。

 石破派(19人)の議員には選出方法に対する反発から、今回は立候補を見送る非戦論も出た。石破氏自身も会見などで「迷いがなかったと言ったらうそになる」と打ち明けている。それでも「たとえ不利でも、負けると分かっていてもやらなきゃいけないことはある」と、9月1日に立候補を表明した。

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