武士や商人行き交う城下町再現 福井の一乗谷朝倉氏遺跡

佐藤孝之
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 福井市一乗谷朝倉氏遺跡に12日、戦国時代の武士や商人が現れ、観光客を楽しませた。

 かつての城下町のにぎわいと暮らしに触れてもらう「戦国城下町生活再現」と題したイベント。10月11日までの土日と祝日に催される。

 会場は武家屋敷や町屋が復元されている地区。県内の劇団員や地元住民ら約10人が武士や商人、野菜売りなどに扮し、寸劇も交えて戦国時代の日常を再現。行商人らが茶屋で織田信長明智光秀のうわさ話をしたりする場面もある。はやり病が広がっていると設定し、室町時代の絵を参考にして作ったという布製マスクを全員が着用している。

 同遺跡を三十数年ぶりに訪れたという群馬県安中市の熊谷公孝さん(71)、雅子さん(66)夫妻は「戦国時代の雰囲気が伝わってきてとても良かった。知人や親類に今日撮った動画を送って、勧めたい」と話していた。(佐藤孝之)

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