中日・大豊、矢野の電撃トレード劇 23年前の秘話とは

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阪神担当・伊藤雅哉
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 昨季、阪神の遠征でナゴヤドームに行くと思うことがあった。「ああ、矢野(燿大(あきひろ))監督は中日の選手だったんだな」。試合前練習の際、中日OBや名古屋のマスコミ関係者が、矢野監督のそばへ集まってきた。コロナ禍の今季はグラウンドに下りることも難しくなったが、昨季は人に囲まれ、リラックスしているように映った。

 矢野監督は東北福祉大からドラフト2位で中日に入団し、1997年までの7年間在籍。主に中村武志(現中日コーチ)の2番手捕手だった。後に阪神で成功したイメージが強いが、意外に中日での在籍も長かったんだなと思う。

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 97年オフの阪神と中日の2対2のトレードは、後の指揮官を生んだという意味で、阪神の球団史に残る出来事だ。当事者になった4選手のうち、最も地味だったのが矢野捕手だった。

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 複数の関係者に聞いたが、こ…

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