コロナで中止の夏祭り 県越え、立佞武多師が助っ人に

有料記事

八百板一平
[PR]

 福井県中西部に位置する越前町の気比庄(きひしょう)地区の住民たちが、町の夏祭りで活躍する「あんどん山車(だし)」の新調に取り組んでいる。今年の祭りは新型コロナウイルスの影響で中止になったが、青森県五所川原市のねぷた制作者の協力を得て、来夏に向けた迫力ある新しい山車ができる。今秋にお披露目の予定だ。

 人口約2万人の越前町では、旧朝日町時代の1976年から毎年夏に「あさひまつり」が開かれる。メインイベントは、各地区の住民たちが作った高さ約5メートルのあんどん山車の巡行だ。2019年は計14基が登場し、約1万2千人が訪れたという。

 気比庄区公民館長の清水豊之さん(67)によると、あさひまつりは夏の風物詩として長年親しまれてきたが、近年、盛り上がりに陰りがみえつつある。多くの地区で修繕しながら同じ山車を繰り返し使うために目新しさが薄れてきていることや、娯楽の多様化などが影響しているとみられ、山車をひく若者の確保にも苦労しているのが現状だ。

ここから続き

■コロナでの中止を機に山車を…

この記事は有料記事です。残り1058文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]