「泣き別れ」の県連もやっと一つに…新党に既視感と期待
旧民進党の分裂から3年。立憲民主党と国民民主党などでつくる合流新党の代表と党名が決まった。枝野幸男代表は「ここからが新しいスタート」と強調したが、振り回されてきた地方組織の中にはなお溝が残る。街頭では「新しさがない」との声も聞かれた。
「やっと一つになれる。ようやくここまできた」
合流新党の代表と党名が決まり、長野県内の党関係者はそう口をそろえた。
かつて「民主王国」と呼ばれた長野県だが、2017年に民進党が希望の党と立憲民主党などに分裂すると、野党共闘ができず、地方議員も数を減らした。その危機感から、18年10月に立憲、国民民主の両県連や連合長野などが中心となり、無所属議員も集える政治団体「新政信州」を設立。立憲との合流を国民に進言するなどしてきた。
立憲、国民の両県連は長野市内の同じ建物の1階と2階に入っていたが、今回の合流を機に、一緒に机を並べる予定だ。国民県連の副代表を務めた元県議で、新政信州の倉田竜彦幹事長は枝野代表について、「過去のしがらみを払拭(ふっしょく)し、緊張感のある国民目線の政治をつくっていってほしい」と求めた。
栃木県の立憲と国民の両県連…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら