相次ぐシャインマスカット盗、信州でも 頭抱える農家

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里見稔 張春穎 玉木祥子
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 収穫をひかえた果物が盗まれる事件があとを絶たない。今年はコロナ禍による経済的苦境が影響しているのか、大量に持ち去られる例が目立ち、ブドウの生産量が全国2位の信州も例外ではない。特に高級品種として人気の「シャインマスカット」が狙われており、警戒と対策を迫られた農家は頭を抱えている。

 「今年の初出荷で気合を入れていたら盗まれていた。力が抜けましたよ」

 そう話すのは、現・上皇さまも訪れたブドウの名産地、東御市の中屋敷地区の生産者の男性(66)。被害に気づいたのは8月25日の早朝だった。

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