燃料電池の研究機関、県内に移転 合意書に署名 山梨

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吉沢龍彦
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 水素・燃料電池に関する産官学の技術研究組合「FC―Cubic」が、東京都内の研究拠点を山梨県内に移すことが決まり、組合の浜村芳彦理事長と長崎幸太郎知事が9日、合意書に署名した。県が水素製造などの実証施設建設を進める米倉山(甲府市)に、県企業局が拠点施設を建設する。

 組合は自動車・電気などの18社と6大学、1行政法人で構成。現在、昨年結んだ合意に基づいて業務の一部を県内でおこなっているが、組合全体が移ることになった。2年後の移転完了を予定しているという。

 浜村理事長は「研究開発の『熱量』が高い地域で仕事をするメリットが大きいと判断した」と説明し、燃料電池研究で実績のある山梨大の存在も挙げた。

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